(ISBN:4006030053,4006030061)

(・∀・)イイ!!

私がCaltech滞在中に出版された本で、ものすごく売れてました。
物理に関するところや、マンハッタン計画については、もちろん真実だけど、一番の特徴となっている、「抱腹絶倒のエピソードの数々」は事実を基にした作り話ですね。 実際、発売時にも、現地では、「またファインマンがジョークをいっている」という受け止め方でしたし。
亡くなった時にも、エピソードを証言する人はほとんどなくて、居合わせたはずの人も、「そんなことがあったけ?でも当時、ディックにはそんなことする時間はなかったはず」などというコメントばかりだった。
ゲルマンなどは、ファインマンのこういう虚言癖を嫌って、「物理学での業績は評価するが、みんなを楽しませようと(ゲルマンも敵役としてたびたび登場する)た作り話の数々は評価しない」ときっぱりいってましたね。
それを考え合わせても、やはりこの本は面白く、作り話、少なくとも実際にあったことを著しく誇張し、脚色したものであっても、自分の人生を楽しみ、みなを楽しませようとしたのは立派だし、だからあんなに人気があったんだと思いますね。

ちょっとショック(´・ω・`)