読了

知的生産の技術

どういうわけか、日記には心の中のことをかくものだという、とほうもない迷信が、ひろくゆきわたっているようにおもわれる。(中略)日記というのは、要するに日づけ順の経験の記録のことであって、その経験が内的なものであろうと外的なものであろうと、それは問題ではない。日記に、心のこと、魂のことをかかねばならないという理由は、なにもないのである